お薬紹介:ファシジン

性感染症にも様々な種類がありますが、トリコモナスは原虫が原因で起こる病気です。

女性に症状が出やすく、臭いの強いおりものが増えたり、排尿困難が起こる、性器に激しいかゆみがあることなどが特徴です。

性行為で感染することが多い病気ですが、そのほかにもタオルや便器からうつる場合もあります。

つらい症状ですが、正しい治療を行なえば改善できる症状です。

治療は薬を使って行なわれています。
トリコモナス症の改善にはファシジンが良い効果を発揮してくれます。

有効成分はチニダゾールでファイザー社が開発し、1992年に富士製薬工業株式会社から販売された薬です。

この薬はトリコモナス原虫はもちろん嫌気性バクテリアに対する抗菌作用のある抗生物質です。
経口投与する薬で、細菌細胞のDNAを断ち切ることで細菌の増殖を抑えていきます。

薬の使いかたについても知っておきたいですが、トリコモナスの治療では通常成人の場合は1回2000mgを経口投与します。
その後に検査を行いトリコモナスが再検出された場合は前回の投与から最低1週間をおき、再び服用します。
このほかでは1回200mgを1日2回、7日間をワンクールとして服用する方法もあります。

アルコールとの相性が良くない薬ですので、薬を投与している間や、投薬後は3日間はお酒は避けましょう。
さらにアルコール分を含むエリキシル剤などを飲んで入る場合も飲み合わせには注意が必要です。

副作用についても知っておきたいですが、ファシジンは副作用は少ない薬とされています。
起こり得る副作用としては食欲不振や吐き気、下痢、胃の不快感などがありますので、強く症状が出る場合は医師に相談しましょう。

服用の注意点としては過敏症のある場合は服用が出来ませんし、血管疾患のある場合は悪化してしまうおそれがあります。

妊娠している人や妊娠の可能性がある人は服用については医師に相談しておきましょう。

てんかんや痙攣のある場合も使用を控えます。